MeGI-UDE
MeGI-UDE(ミギウデ)とは?
実験の自動化は昨今非常にホットなトピックです.事実,日々の実験操作には膨大な作業が伴います.そして,その作業の多くは非常に単純でありながら欠かせないものです.
MeGI-UDEは実験自動化に新たな価値を提供する今までにない自動化装置です.
これまで自動化とえばソフトウェア的なものが主で,開発・導入に多大なコストが必要でした.もちろんハードウェア的な検討もされてきましたが,応用は困難という問題がありました.
MeGIUDEはロボットアームをベースとしているため,非常に複雑な操作が可能です.また,簡潔なプログラミングコードで完全に自動運転させることができます.そして,先端に取り付けたエンドパーツを取り換えることで,様々な実験操作に利用することができます.
製品説明
現在MeGI-UDEは,有機合成実験における分離操作の自動化に成功しました.
分離操作は有機合成実験においては非常に重要な操作であると同時に,膨大な時間を必要とする操作です.有機物を合成すると,一般的に目的物と副生成物が得られます.もちろん,必要なのは目的物であるため,これらを分離することが必要です.また,そもそも目的物が本当に生成されているかを確かめるため,カラム精製による内容物の分析が必要です.MeGI-UDEを用いることで,これらの操作を自動化することができます.
容器内の溶液をビーカーに滴下し,それを別の容器に移すという一見単純な作業ですが,これを所定の採取量で何回も行う必要があります.大変ストレスのかかる作業ですが,この操作は当装置によって完全に自動化されています.また,各パーツですが,これらは3Dプリンタを用いて自作したものであり,大変安価に作製することが可能です.
製品スペック
名:社名(素材,備考)
ロボットアーム:DOBOT社製_MG400
ロボットアーム:DOBOT社製_DOBOTMagician
エンドパーツ:3Dプリントパーツ(PLA)
サーボモーター(MG996R)
ビーカー回転機:回転台(Daisybee,6インチ)
3Dプリントパーツ(PLA)
非接触静電容量センサー(5V,NC)